善寶寺鉄道記念館は今・・・ | 趣味のNゲージと鉄道写真

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「趣味のNゲージ鉄道模型」という名称で続けてきましたが、鉄道写真の記事を載せる機会が増えたことからブログ名を変更しました。
内容は自分への備忘記録が中心で、旧型車両の話題に偏る傾向があります。拙い内容ですが、ご覧頂ければ幸いです。

こんにちは。(^O^)/

 

先日、山形県鶴岡市にある善寶寺鉄道記念館公園(跡)を訪ねてみました。
ここには、かつて庄内交通湯野浜線で活躍したモハ3が保存(放置?)してあります。庄内交通湯野浜線は、S4年に庄内電気鉄道として開業、羽越線鶴岡駅から湯野浜温泉駅までの12.3kmを結ぶローカル私鉄で、戦前に作られた好ましい形の小型の電車が走っていましたが、S50年4月1日をもって廃止となっています。その後、善寶寺駅が「善寶寺鉄道記念館」となり、湯野浜線の資料等を展示していましたが、来客数の減少により閉館してしまいました。そこで今回は、善寶寺の見学を兼ねて、善寶寺駅の現在の様子を確かめて来ましたので、ご覧ください。


 

まずは、善寶寺から・・・
 善寶寺は山形県鶴岡市にある曹洞宗の寺院です。龍神信仰の寺として航海安全や大漁を祈願する漁業関係者などから信仰を集めたそうです。この日も、大勢の方々が参拝にいらしていました。

なおH2年頃には、寺内にある貝喰池のコイが人面魚として話題になりました。


 

参道の両脇には立派な杉の大木があります。さらに寺内には五重塔もあります。



 立派な 山門ですね。
 

 

そして山門の中では・・・

韋駄天様(左写真)と毘沙門天様(右写真)が山門の守護をされています。勇ましいお姿ですね。

 

そして、この善寶寺の向かい側に鉄道記念館だった旧善寶寺駅があります・・・

旧善寶寺駅舎の全景です。寺社風の立派な駅舎ですね。最盛期には善寶寺への大勢の参拝客が、この駅を利用したことでしょう・・・。


 
左写真:公園の塀にある表札です。
右写真:ここが記念館の入り口だったのでしょうか。奥がホームの様です。門は施錠されており、中には
      入れませんでした。
 

記念館への入り口と思われるところからホームを覗いてみると・・・

モハ3の湯野浜温泉側の顔を見ることができます。このモハ3はS5年に日本車輌で製造された自社形の電車です。かなり荒廃している様ですね・・・。左には蒸気機関車の動輪らしきものも置いてあります。


鶴岡側から覗いてみましょう・・・

辛うじてモハ3の顔だけが見えます。H28年8月現在、駅舎や保存車輌は放置されているといった状況で、ご覧の様に樹木が鬱蒼と生い茂っているうえ、中に入ることも出来ないため、モハ3全体の様子を撮影することは難しそうです。
 
 
そして、ここに残されたレールの先は、今どうなっているのかが気になり見てみました。

左写真は鶴岡方面で道路になっています。右写真は湯野浜温泉方面でサイクリングロードになっています。どちらも昔、線路が繋がっていたという雰囲気がありますね~。
 
 
今回の訪問で、モハ3の全体写真を撮ることが出来なかったのは残念です。おそらく、このモハ3が庄内交通湯野浜線で走っていた電車のうち現存する最後の1両だと思われます。数年前までは、羽前水沢駅近くの国道7号線沿いのそば屋「大松庵」さんの敷地内にもモハ8が保存してありましたが、荒廃が進みいつの間にか撤去されてしまいました。(涙)
このモハ3、これ以上荒廃しないうちに、手入れを行って欲しいものですが・・・。鉄道記念館が閉鎖された今となっては、難しそうですね。今後の処遇が心配です。
 
 
この後、帰りがけに羽越線でちょっとだけ鉄をしてみました。

残念ながら、この日はカシオペアクルーズが走る日ではありませんので、元フレッシュひたちで馴染みのあるE653系特急いなほを狙うことにしました。早速、お手軽に撮影できそうな場所をロケハンします。


 

すると、編成が入りそうな田園風景を発見。とりあえず撮ってみることに・・・。まず来たのがコレ。
 485系700番台 快速きらきらうえつ 羽前大山・鶴岡間にて H28.8.14 OLYMPUS VG-170
初めて実物を見ました。簡易展望スペースあり、きらきらラウンジあり、茶屋(ミニビュッフェ)ありでとても楽しそうな電車ですね。一度、乗ってみたいです~。

 

 

そして、次に来たのがコレ。
 E653系1000番台 特急いなほ3号 羽前大山・鶴岡間にて H28.8.14 OLYMPUS VG-170

元フレッシュひたちのE653系と久々の再会です。先頭はクロE652で、クハE652からの改造車ですね。


 

さらに別の撮影場所に移動して・・・

 E653系1000番台 特急いなほ10号 羽前水沢・三瀬間にて H28.8.14 OLYMPUS VG-170

このカラーリングは、日本海に沈む夕日に輝く波とあかね空をイメージしたものだそうです。個人的にはとても似合っていると思います。今度逢う時は、有名撮影地で・・・。

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました。